Loading...

今週半ばの小ネタ:海のそばに住むのってメンタルにいいの?、親の嘘が子供の嘘を生む、カプサイシンと膨満感

Summary


ひとつのエントリにするほどでもないけど、なんとなく興味深い論文を紹介するコーナーです。

  

 

海のそばに住むのってメンタルにいいの?

まずはエクスター大学の研究(R)で、25,963人の男女を対象に「海のそばに住むのってメンタルにいいの?」って問題を扱っております。ざっくりどんな話かと申しますと、

 

  1. 全員がどんな場所に住んでいるかを調べる
  2. みんなの経済状況をチェックする
  3. さらに全体のメンタルヘルスを調べて、すべてのデータを比較

 

みたいになってます。それでどんな結果が出たのかと言いますと、

 

  • 海から1km圏内に住んでいる人たちは、貧しくてもメンタルヘルスが健全!

 

だったんだそうな。経済状況が悪い人ほどメンタルを病みやすいのはどの世界でも同じなんですが、この現象が海の近くに住んでいる人ほどゆるやかだったらしい。

 

 

研究チームいわく、

 

貧しい家庭で暮らす人々は、海の近くで暮らしたほうがメンタルヘルスの低下率が低かった。この「プロテクトゾーン」は、賃金格差により生じる問題点をやわらげる働きを持つだろう。

 

海の近くに住むとメンタルが改善する理由には、緑地帯がもたらすメリットと同様に、様々なメカニズムが関わっていると考えられる。ストレスの低減、大気の質の改善、免疫システムの正常化、友人との会話の増加、身体活動の増加などだ。

 

とのこと。自然がメンタルに良いのはもはや常識なんで、やっぱりかーみたいな結果ですね。

 

 

 

親の嘘が子供の嘘を生む

次は南洋理工大学などの研究(R)で、十代後半の若者379人を集めて、「子供のころに親からどんな嘘をつかれましたか?」と尋ねたんだそうな。ここでいう「嘘」ってのはそんなに大げさなものではなくて、

 

  • 良い子にしないと警察を呼ぶよ!
  • 一緒に来ないなら、ここに置いていくよ!
  • 今日はお金を持ってきてないから、おもちゃは買えない

 

といった感じの日常的な小さい嘘のことです。子供をしつけようとして、つい嘘に頼っちゃうパターンですな。

 

 

で、すべてのデータをひっくるめたところ、こんな結果になりました。

 

  • 嘘の多い親に育てられた人は自身も嘘をつく確率が増え、罪や恥の感覚に襲われやすく、それでいて自己本位で他人を操作する行動が多かった

 

とのことで、どうにも嘘には別の嘘を呼び込む働きがあるみたい。研究チームいわく、

 

嘘を使った育児は、一見すると時間の節約になりそうにも思える。子供に本当の理由を説明するのが難しい時などは、特に嘘に頼った育児をしがちだ。

 

しかし、表面上は親が「正直こそ最高の美徳だ」と言いながらも実際は子供に嘘をついていた場合は、子供に矛盾したメッセージを送ることになる。この矛盾は信頼感に傷をつけ、子供の不誠実さを促進してしまう。

 

ってことで、嘘が子供にとってダブルバインドの状態を作り出し、そのせいで成長のプロセスをひずませちゃうみたい。

 

世の親たちは、この潜在的なデメリットに注意すべきだし、嘘の代わりになる育児法を考えねばならない。たとえば、

 

  • 子供の感情を認めてあげる
  • めんどうでも子供たちに正確な情報を伝える
  • 一緒に問題解決に取り組む

 

といったことだ。このような行動が子供に良い行動を取らせることになる。

 

これは育児中の方にはかなーり重要なポイントじゃないかと思うわけです。

 

 

 

お腹の膨満感対策にはカプサイシンを減らすべし

 

カプサイシンといえばダイエット成分として有名ですが、一方では「お腹の膨張感を引き起こすから気をつけてね!」とのデータ(R)も出ておりました。

 

 

これはIBS(お腹に謎の不調が起きる病気)に悩む男女23人とお腹の調子が正常な男女22人を対象にしたテストで、全員のTRPV1っていうレセプターの数を調べた内容になってます。TRPV1は別名カプサイシンレセプターとも呼ばれてまして、こいつが多い人ほどトウガラシの辛味なんかに強く反応することがわかってるんですよ。

 

 

で、なにがわかったかと言いますと、

 

  • IBSやお腹をすぐ壊す人ほどカプサイシンレセプターの量が多い
  • カプサイシンレセプターが多い人は、スパイシーな料理を食べると焼けるような感覚が生まれ、腹部の膨満感もヒドいことになる

 

だったそうです。まぁ辛いものが腹を壊しやすいってのは当たり前なんですが、そもそもお腹が弱い人ほど辛味のレセプターが多いってのは意外と知られてない話かなーと思われます。


スポンサーリンク

スポンサーリンク

ホーム item