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最新の美肌テク3選:緑茶エキス、ポリフェノールのサプリ、プロバイオティクス

 

ここ数ヶ月で、肌の改善に役立ちそうなデータがいくつかあったんで、3つほどまとめときまーす。

 

緑茶エキスがニキビを改善するかも?

緑茶といえばコーヒーと並ぶ健康飲料として有名ですが、近年では「ニキビの治療に役立つんじゃないの?」とも言われております。もともと緑茶は抗炎症パワーが大きいので、皮膚の炎症によって起きるニキビにも効くのではないか……みたいな考え方は昔からあったんですよね。

 

 

で、今回の研究(R)は「緑茶エキスとニキビ治療」に関する先行研究から、5つの臨床試験をまとめたメタ分析になってます。そのうち4件は緑茶エキスを外用した場合を調べ、残り1件は経口での効果を調べてまして、

 

  • 全体として、緑茶エキスは炎症性および非炎症性のニキビを改善した!

  • ただし、この効果は外用の緑茶エキスを評価した研究だけで認められたもので、経口の研究では効果が認められなかった

 

みたいな結果になってます。クリームとかローションであればニキビに効くかもだけど、サプリとかだとダメっぽいよねーって感じっすね。

 

 

著者たちは、「緑茶エキスがニキビに効果があるのは、ニキビを促進する細菌を抑制することができるからでは?」「酸化ストレスを軽減してくれるのも大きいのでは?」と仮定してまして、「使ってみてもいいかも?」と思わせる結果ですね。今回のメタ分析は研究の数が少ないんで、緑茶をニキビ治療に使うにはまだ研究が必要ながら、気になる方は「EGCGグリーンティースキンクリーム」みたいなのをお試しください。

 

 

 
ポリフェノールのサプリで肌のダメージは改善するか?

大気を汚染する物質が、皮膚ダメージの原因になるのはご存じのとおり。自動車の排ガスやタバコの煙などが肌に接すると、活性酸素が発生して肌を痛めつけちゃうんですよ。

 

 

が、そこで考えられるのが、「ポリフェノールが汚染物質のダメージから守ってくれるのでは?」って可能性です。周知のとおりポリフェノールは抗酸化パワーがあるので、大量に摂取すればプロテクト効果が得られるんじゃなかろうか、と。

 

 

ってことで新しい研究(R)では、「大気汚染にさらされた人の皮膚がポリフェノールで改善するの?」ってのを調べてくれてまして、ポリフェノールのサプリが肌に与える影響をチェックしております。都市部のエリアで少なくとも2時間以上を屋外で過ごす女性100名を対象に、

 

  • ローズマリー
  • オリーブノキ
  • レモンバーベナ
  • エンジュ

 

を含むポリフェノールのサプリメントまたはプラセボのいずれかに割り振って、12週間の違いを調べたんだそうな。

 

 

ということで、結果をざっくり書き出すと、

 

  • プラセボグループと比べて、ポリフェノールのサプリを飲んだグループは、皮膚の酸化ダメージ、肌の水分量、肌荒れ、皮膚の柔軟さ、シワの深さ、色素の濃さ、皮脂量が有意に改善した。

  • 主観的なチェックでも、ポリフェノールのサプリを飲んだグループは、プラセボグループよりも、ほとんどのパラメータでより大きな改善を報告した(つまり、ポリフェノールを飲んだグループは自分でも「肌が改善した!」と思いやすかった)

 

みたいになってます。というわけで、これだけ見るとかなり良さそうな気もするわけですが、

 

  • 測定された結果は統計的には有意であったが、臨床的に有意であったかどうかはわからない

 

  • 様々な結果が評価されたにもかかわらず、多重比較の調整を行っていない

 

  • サプリメントを製造している会社(Monteloeder)が部分的に資金を提供しており、研究の著者のうち数名はMontoloederに勤務している

 

ってな問題がありまして、うのみにするのはちょっと危険かなーって気がしますね。まぁポリフェノールであれば、サプリでなくとも食品から十分摂取できますんで、よしんば美肌効果がなかったとしても、普段から不足しないようにとっておけば良いと思いますが。

 

 

 

プロバイオティクスでアトピー性皮膚炎の症状を改善するかも?

腸が悪いと肌も悪くなる」って話は昔からあって、どうも腸内細菌の変化は皮膚にも大きな影響を与えるみたいなんですよね。そこで新しいデータ(R)では、「プロバイオティクスはアトピー性皮膚炎をやわらげられるか?」って問題を検証してくれてて有用でした。もともとアトピー性皮膚炎に悩んでいる人は、腸内細菌の種類が少なく、同時に黄色ブドウ球菌が多い傾向があるので、こういう発想が出てくるのも自然なわけです。

 


この研究は軽度から中程度のアトピー性皮膚炎に悩む男女80名を対象にしたもので、全体を半分にわけた上で、プラセボまたは「プロバイオティクス(1 x 109 CFU L. plantarum PBS067、1 x 109 CFU L. reuteri PBS072、1 x 109 CFU L. rhamnosus LRH020)」のいずれかに分類。これを56日ほど続けてもらった上で、アトピー性皮膚炎の重症度や肌の滑らかさなどを確認したんだそうな。

 

 

その結果がどうだったかと言いますと、

 

  • プロバイオティクスグループは、プラセボと比較して、アトピー性皮膚炎の重症度、肌の滑らかさ、肌の潤い、水分量の改善が見られ、これらの改善は84日目にも持続した

 

  • プロバイオティクスグループは、28日目と56日目にTNF-α、TARC、TSLPの減少を示した(いずれも体内の炎症が減ったサイン)

 

ということで、プロバイオティクスグループ者は、乾燥、皮膚の剥離、皮膚の引き締め、かゆみの改善を報告したものの、プラセボグループにはそのような改善が認められなかったそうな。まー、プロバイオティクスの効果は個人差が大きすぎるので、「確実におすすめ!」とは言えないものの、標準治療のサポートに使うぐらいならアリかもしれませんね。

 


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