愛情ホルモン「オキシトシン」で拒食症が治る?
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/03/blog-post_8610.html
当ブログでも何度か取り上げているオキシトシンに、「拒食症を治す作用がある」ってニュースが。
おさらいしますと、オキシトシンは脳内ホルモンの1つ。愛情や信頼の感情を呼び起こす効果があるため、「人見知りが治る!」とか「コミュニケーション能力が上がる!」とか言われて、わたしのような人見知りに注目されている物質であります(笑)。
で、今回のニュースでは、拒食症の女性にオキシトシンの点鼻薬を使ってもらったところ、45分後には自分の体型に関する否定的なイメージに反応しにくくなった、という話。拒食症は、主に体型と食事へのネガティブなイメージが原因と言われてますから、オキシトシンで不安がやわらぐことで、拒食の反応も薄らいだってことらしい。
ただ、これで「やっぱオキシトシンすごい!」と言っちゃうのには抵抗があって、なにせ実験の対象者が少ないんですよねぇ(31人)。統計的にもバッチリ有意って感じじゃないし。
ただ、この研究チームはちょっと前にも似たような実験をしていて、それによるとオキシトシンは「ヒトが怒った顔への警戒心をやわらげた」との結果が出たとか。こないだ紹介した東大研究の結果とあわせると、やはり何がしかの効果は出てるんだろうなぁ、と期待も込めて思っております。
ちなみに、かつてわたしも以下のサイトからオキシトシンの点鼻薬を買ったことがあったんですが、そのときはまったく効果を体感できませんでした。果たして、オキシトシンが悪いのか、わたしの人見知りが激しすぎるだけなのか(笑)。