結局、タマゴは1日に何個まで食べていいのか?
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/03/1_21.html
これまで何度かタマゴの素晴らしさについて書いてきた当ブログ。今回は「でも、タマゴって1日に何個まで食べていいの?食べ過ぎたらまずいんじゃないの?」というご質問メールをいただきましたので、考えてみましょう。
タマゴといえば、一般的にオススメされるのは週に2〜4個までというガイドライン。これはタマゴにふくまれるコレステロール量から出した数字で、タマゴは1個あたり約140mgのコレステロールをふくむので、それだけで1日の推奨摂取量の約60%にも達しちゃうんですな。
ただし、おもしろいことに、1日に1個以上のタマゴを食べても問題なし!とする研究はかなりあるんですな[1]。研究では、被験者が1日に1〜3個のタマゴを食べる実験を行いまして、数ヶ月後に出た結果はといいますと、
- 善玉コレステロールの数字が上がった [2][3]
- 悪玉コレステロールの数字には変化は出なかった[4][5]
- タマゴにふくまれるオメガ3が血中の中性脂肪を下げる[6][7]
- 血中の抗酸化物質の量がやたらとアップした[8]
そんなわけで、これまでの研究によれば、タマゴは1日3個までは安全なうえに健康上のメリットも大きい感じ。なんでこんな現象が起きるかといいますと、タマゴを食べると肝臓がコレステロールの合成を減らすからみたい。
いまのところ、1日3個以上のタマゴを食べる実験は行われてないんで、それより多く食べたらどうなるかは不明。ちなみに、1日に25個のタマゴを食べても健康だった88歳の老人の例が1991年に報告されてますが、あくまで特例ということで(笑)。
そんなわけで、タマゴは1日に1〜3個まではOKだと思われます。タマゴほどパレオダイエットに向いた食材はないので、わたしもフードアレルギーさえなければ毎日食べたいんですけどねぇ。