集中して仕事をしたければ猫を飼えばいい?
「人生は「幸せ計画」でうまくいく!」のグレッチェン・ルービンが、自身のブログで「集中して仕事をしたければ猫を飼おう!」って記事を載せていて面白い。
ネタ元はイギリスの小説家ミュリエル・スパーク。ある作品のなかで、「集中できない」と嘆く男性にたいし、主人公が次のようなアドバイスをしたらしい。
目の前の問題に対して深く集中したいとき、特に物を書く作業をしたいときは、猫を飼えばいい。猫と一緒に仕事をしていると、猫はいつも机の上に乗ってきて、落ち着いてデスクランプの下に寝ころび始める。ランプの光が猫にはとても心地いいからだ。猫は静かに落ち着いている。それは、人知を超えた落ち着きだ。机で眠る猫のおだやかさは、少しずつあなたに影響し始める。集中力をさまたげるすべての刺激的な要素が、おのずから失われた自制心を取りもどそうとする。つねに猫に気をくばる必要はない。存在だけで十分だ。
猫が集中力に与える影響はすばらしく、とても神秘的だ。
グレッチェンさんは動物アレルギーなんで、残念ながらこのアドバイスを実践できないそうなんですが、かなり賛成している模様。猫のかわりに、ロウソクの炎や窓の外の雨や雪で集中力を高めているそうな。
もっとも実際に猫を飼っているわたしからすれば、仕事中にもニャーニャーご飯をねだったり、遊びを催促してきたりで、決してこの小説のようにはいかないですけどね(笑)。
まぁ、この話のポイントは猫がどうこうではなくて、いったん気がそれた集中力を「現在」に引きもどすための目印が必要!ってことなんでしょう。それが猫なら猫でもいいし、呼吸でもいいだろうし、キーボードを叩く指の感覚でもいいし。とにかく意識をいまの時点にもどして、集中力を再び活性化させるためのマーカーを決めておくといいかなー、って話でした。