長続きしないカップルの特徴→自分たちを「完璧なカップル」だと思ってる
https://yuchrszk.blogspot.com/2014/07/blog-post_50.html
「2人の愛は永遠だ!」とか「ぼくらは完璧なカップルだ!」とか思ってると別れやすくなるよ!と主張する研究(1)が面白いのでメモ。
これはトロント大学の論文でして、社会心理学の手法でカップルたちへ「愛に関するスタンス」を尋ねまくったところ、「ぼくらは完璧だ!」とか言ってる2人ほど互いにに不満を抱えているケースが多かったそうな。
研究者いわく、
この発見は、自分たちを完璧なソウルメイトだと思うカップルほど、関係性が良くないという従来の知見と一致する。
とのこと。自分たちの関係を完璧だと考えると、いざ問題が起きたときに「完璧だったはずなのに!」とか思って対応できなくなっちゃうんでしょうね。
逆に、長続きするカップルは、「2人の関係は旅みたいなもんだ」と考えているケースが多いんだそうで、これも非常にうなずける話です。事前にトラブルを想定してるぶんだけ、柔軟性がありますもんね。
ちなみに、この論文でおもしろいのが、「抽象的な図形を見せるだけでカップルの関係性を操作できた」ってところ。具体的には、
- カップルたちに円形を見せる
- カップルたちにジグザグの線を見せる
の2種類の実験を行ったんですが、円形(=完璧性のイメージ)を見たカップルのほうが、ジグザグの線(=旅のイメージ)を見たカップルよりも、あきらかにネガティブな記憶を思い出す確率が高くなったらしい。すごいっすねぇ。
続けて研究者いわく、
旅だと思うことで気分は良くなり、地に足の着いた行動ができるようになる。
納得。