都会に住むと太る!収入や年齢、教育レベルは関係なく太る!みたいな研究
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/01/blog-post_16.html
「都会に住むと太る!」って研究(1)がおもしろかったんでメモ。
これはスイス工科大の研究で、ローザンヌで暮らす6,000人の住民を5年にわたって追跡調査したもの。全員の収入とBMIを記録して、両者に関係があるかを調べたんだそうな。
というのも、近ごろは「貧しい人の隣に引っ越すとなぜか太る」みたいなデータがいくつか出てまして、収入と肥満の研究はちょっと熱い分野なんですよ。いろんな研究があるもんです。
さて、本論の結論をざっくり並べると、
- 郊外に住む中産階級は痩せている人が多い
- 都会に住む労働者階級にはデブが多い
- 収入や教育レベル、年齢などの要素を調整しても都会に住む人たちはデブが多かった
といった感じ。つまり、金持ちだろうが貧乏だろうが、都会に住むだけで太りやすくなるんだ、と。うーん、ビックリ。
その原因についてはよくわからんのですが、とりあえず研究者たちは、
- 都市部には自然や公園が少ない
- ファストフードやジャンクフードへのアクセスが良い
- 無意識に周囲の人たちの食習慣をマネしてしまう
といったシナリオを想定しているらしい。以前には「騒音がデカい場所に住むと、5デシベルごとにウエストサイズが0.21センチ増える」って話もありましたんで、都会のストレスが肥満に結びついてる可能性もありそうですが。
研究者いわく、
年齢は変えられないし、教育レベルも簡単には上がらない。収入格差の解消などは夢のまた夢だ。しかし、わたしたちは自分の暮らし方なら変えられる。
とのこと。まぁスイスのデータが日本に当てはまるかは不明ながら、都会暮らしのデメリットには共感できるところです。わたしも気をつけませんと…。