症状別:激しい気分の落ち込みに効くサプリの飲み方を考えてみたよ
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ちょっと前に「不安症や心配性のためのサプリ」についてまとめたんで、今回はもうちょい気分の落ち込みが激しいケースに効くサプリについて。気分のヘコみにもいろいろあるんで、状態によって適した飲み方を考えていこうかと思います。
対象になるのは、不安や緊張のような短期間の不調ではなく、ここでは気分が激しく落ち込んだや気力の低下が数週間は続くような状態。タイプ別にみていきましょう。
気分の落ち込みを防ぐ超ベースサプリ
落ち込んだ気分が延々と続いている人は、基本的には亜鉛とビタミンDの量が少ないケースが多め。いまはメンタルが健康な人でも、この2つが足りないと一気に精神に不調が出ちゃうんで、切らさないようにしておきたいところ。これにくわえて、体内のメチル化に必要なサプリを投入するとさらにいい感じ。気分に関わる化学反応を促進して、メンタルの改善に役立ってくれます。
具体的には、当ブログではおなじみのクレアチンモノハイドレートを使えばOK。もしお金に余裕があるなら、Sアデノシルメチオニンやメチルテトラヒドロ葉酸などを使うとさらに効果が高まるはず。
具体的な飲み方としては、
- 亜鉛 1日25〜30mg
- ビタミンD 1日3,000IU
- クレアチン 1日5g
- Sアデノシルメチオニン 1日1,200mg
- メチルテトラヒドロ葉酸 1日15mg
といったところ。いずれも脂肪分の多い食事といっしょに飲むと吸収率が良くなるでしょう。
ただし、いま何らかの抗うつ剤を飲んでいる場合は、Sアデノシルメチオニンとメチルテトラヒドロ葉酸の服用は医師に相談してからにしてくださいませ。
大うつ病の診断までは受けてないが、気分の落ち込みが止まらない場合
専門の医者にかかるほどではないものの、どうしてもネガティブな状態が続くときは、上で挙げた超ベースサプリにくわえてセントジョンズワートを導入してみます。大昔から軽いうつ状態の改善に使われてきたハーブで、サプリの審査には厳しい「国立健康栄養研究所」も一定の効果を認めております。ほかの向精神薬にくらべて副作用がほとんどないのも大きなメリット。
具体的な用法としては、1日600mgを飲めばOKであります。
いま何らかの治療を受けている場合
もし、いま大うつ病などの診断を受けている場合、メチル化系のサプリは使えない可能性もあります。そのときは亜鉛とビタミンDを飲んだうえで、EPAを追加してみてください。いわゆるフィッシュオイルですね。といっても、以前にも書いたとおりフィッシュオイルは酸化に弱いサプリですんで、「ようやく使ってもよさげなオメガ3サプリが2つ見つかった件」で紹介した商品をおすすめします。それでも酸化が心配なら、素直にサバ缶などを食べたほうがいいかも。
具体的な用法としては、1日500mgのEPAを飲めばOKであります。
ストレスが原因で気分が落ち込み続けている場合
仕事のトラブルやプライベートの問題など、気分を落ち込ませるストレス源がハッキリしている状態。そんなときは、やはり上で紹介した超ベースサプリを試してみたうえで、ロディオラとアシュワガンダを取り入れてみましょう。どちらもストレス解消には定評のあるハーブで、アシュワガンダは個人的にも愛用しております。おそらくストレス系のハーブとしては、この2つがもっとも信頼できるはず。
具体的な用法としては、
- ロディオラ 1日80〜160mg
- アシュワガンダ 1日300〜600mg
を飲めばOK。まずはアシュワガンダだけを試しください。
理由はわからないけどイライラや焦燥感が続く場合
なぜだか神経がいつも高ぶって、イライラや焦りが続いて気分が沈んでしまう状態。このケースでは脳が興奮していることが多いんで(ドーパミンの異常とか)、神経を鎮めてやるのが肝心かと思われます。具体的にはN-アセチル-システインあたりがオススメ。神経伝達物質のレベルを下げる働きがありまして、脳の興奮やイライラ感をしずめてくれます。なんだか知らないけど、いつも胸騒ぎがしているような人には効果が出やすいはず。
具体的な用法としては、1日900〜2,400mgを飲めばOKであります。