自然が多いとこで暮らすと医療費を激しく節約できるぞ!という研究の話
https://yuchrszk.blogspot.com/2019/06/blog-post_17.html
自然が多いとこで暮らすと長生きするよーってデータが増えてきた昨今。自然の中で暮らすとストレスが減って、脳の働きも正常化するなんて傾向も確認されていて、非常に体にいいみたいなんですな。
でもって新しいデータ(R)は、住んでるとこの自然が増えるほど医療費も減るぞ!って結論になっててナイスでした。
これはイリノイ大学の研究で、アメリカの3,103郡から3086件の健康データを集めて、「緑が多いエリアに住む人ほど健康なの?」ってのを調べたものです。データでは30メートルごとに各郡にどれぐらい自然があるかをプロットしていて、まず「グリーンスペースの量と主観的な不健康度の関係」はこんな感じ。
ってことで、住んでる地域に緑の量が増えるほど、「自分は不健康だな〜」と思ってる人の割合がハッキリと下がっております。なかなかキレイなグラフになりましたねー。
さらに、続いては「グリーンスペースの量と医療費の関係」はこんな感じ。
こちらも割とキレイなグラフになってて、だいたい住んでるとこの緑が1%増えるほどに、年間でひとりあたり$4.32ほど医療費が下がる計算になるそうな。自然の中で暮らすのは生活費の削減にもつながるわけっすね。
もちろんこれらのデータは調整が入っていて、参加者の教育レベル、収入、大気の品質といった要素を取り除いても、「自然の中で暮らすと医療費が下がる!」って傾向が確認されたそうな。つまり、自然の中で暮らすと健康になるのは空気がキレイだからじゃないかもしんないわけですな。
ただし、これらの現象は「木々が生い茂るエリア」じゃないと確認されず、
- 草原とか牧草地
- 耕地や農地
ぐらいだと目立ったメリットはなかったみたい。自然のメリットを得るには、最低でも灌木ぐらい樹木が茂ってないと厳しいみたい。
まぁこれはあくまでアメリカの研究なので、日本でも同じような傾向が出るかどうかは不明ではありますが、森の効果は過去にもいろいろ確認されてますんで、とりあえず気にしとくといいんじゃないでしょうか。