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恋愛科学の専門家「浮気しやすい人を判断するテストを開発したぞ!」


  

浮気しやすい人を判断するテストを開発したぞ!」ってデータ(R)がおもしろかったので、中身を軽くまとめておきましょう。

 

これはアレクサンドル・イオン・クーザ大学などの研究で、どのような研究だったのかを簡単にまとめておくと、以下のようになります。

 

  1. 一般に学問の世界で受け入れられている不倫のモデルをいくつかピックアップ。たとえば、「他のカップルが婚外恋愛をしている場合、その人も浮気をしやすくなる」「いまのパートナーと性的な関係がない」などが、定番の理由として知られている。


  2. 過去の不倫モデルをベースにしつつ、大規模な質問セットを作成。これらの質問を洗練させていき、「浮気しやすい人の特徴」を絞り込んでいく。


  3. 25項目まで絞り込んだ浮気テストを、平均年齢37歳(24歳から62歳まで、約半数が女性)の既婚者330人(平均結婚年数10年強)に提示。将来の不倫に最も関係しそうな質問を尋ねた後で、すべての回答を統計的に分析し、データに最も適合するものを決定。


  4. ここからさらに項目を絞り込んでいき、最終的には10問のテストを作成。これを、不倫と道徳を測定するいくつかの尺度と比較して、精度を高めていく。

 

ってことで、最後には「浮気しやすい人の特徴」が10の要素にまとまったわけです。この10項目は、他の浮気テストともよく相関してまして、なかなかポイントを押さえているんじゃないでしょうか。

 

では、「浮気しやすい人の特徴」を見てみましょうー。以下の10の項目を読んで、「これは同意できる!」と思うものが多い人ほど、浮気をしやすいと考えられます。以下の項目を現在のパートナーに尋ねてみて、「この相手は大丈夫か?」を判断する指針にしてもいいかもですね。

 

1.もし自分のパートナーが浮気をしていたら、私も誰かと不倫関係になるのは自然なことだと思う。

2.パートナー以外の人といちゃついたり、軽く性的な行為を行うと、自分が必要とされているような気分になれる。

3.いまのパートナーと性的関係がないのは、婚外恋愛をしてもよい理由になりえる。

4.いまのパートナー以外の誰かとの間に感情的な結びつきを感じるのであれば、その人と関係を持つのは不自然なことではない。

5.パートナーと長く会えない状態が続いていたら、私は他の人と関係を持つようになるだろう。

6.異性の同僚とのコミュニケーションは、婚外恋愛のチャンスだと思う。

7.いまのパートナーに絶対にバレないとわかっていれば、婚外恋愛をしてもいい。

8.婚外恋愛をするのが当然だと思えるような、明確な理由がある。

9.私のパートナーが異性の同僚と親密な関係にあるのがわかったら、私が他の誰かと交際する可能性も高くなるだろう。

10.他の既婚の友人たちが婚外恋愛をしていることがわかったら、私にも浮気は起こりうると感じる。

そんなわけで、「浮気しやすい人の特徴テスト」は以上です。いずれも『そりゃあ、この質問に『イエス』と答えたら、浮気はしやすいでしょうなぁ」と思わせる項目ばっかりですね。

 

まぁ、この研究は、あくまでポルトガルで行われたものなので、日本でも同じ事が言えるのかは不明ではあります。そこはご注意いただきたいところながら、上記した「一般に学問の世界で受け入れられている不倫のモデル」に着いては、わりと世界で一致する傾向があるんで、今回のテストは、日本にも当てはまるんじゃないかなーとか思っております。

 

ちなみに、このテーマについては、ほかにも過去にいくつか書いてまして、

 

 

あたりも参考になるかも知れません。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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