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幸せになりたければ、自分の死について書けばいい


カンバセーションにのってた「死について考えれば人生はより価値を持つ」ってコラムが面白かったのでメモ。




筆者はケント大学の心理学者で、学生たちに毎日「死について」の文章を書かせたらしい。たとえば「自分の人生がもうする終わるとしたら?」とか「思ったより寿命が短いと知ったときどんな気分になる?」といったお題について考えてもらったわけですね。


その結果、ほんの1週間で学生たちのモチベーションや自尊心が増したうえに、他人への思いやりや協調性もアップ。全体的なストレスレベルも減って、よりリラックスできるようになったそうな。


死を想え」なんて定番のフレーズがありますが、実際に自分の死について考えることで人生の希少性が増して、逆にポジティブな気持ちになるってことですね。以前に「ポジティブ思考が苦手な人が3秒で幸せになる方法」で書いた、「ポジティブな出来事が、実は起きていなかったと考えてみると幸せになる」ってテクニックに似てますな。


ポジティブ心理学の世界では、通常「その日に起きた良いことを日記に残す習慣をつける」ことが推奨されるんですが、わたしのように根っこがネガティブな人間は、自分の死について考えるほうがやりやすいかも。


余談ですが、オードリー若林正恭さんの「社会人大学人見知り学部 卒業見込」のなかに、

毎日寝る前に一日の出来事で幸せだったことを書いていけば、毎日がハッピーになると書いてあったので実践した。だが、4日続けて「はなまるうどんがおいしかった」の1行で逆に寂しくなったので止めた。



って話がありまして、やたら共感したことを思い出しました(笑)。


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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