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大事な決断で間違いおかさないための5つのコツ

Warp2

  

ハース兄弟の「決定力!」は、より良い意思決定の方法」を簡単な4つのステップにまとめた楽しい一冊。ざっと読み返してたら、いろいろと使えるTIPSがありましたんでメモしておきます。


 





1 「どちらか」ではなく「同時に」と考える

大事な決断にせまられたとき、つい多くの人は「2つの案のどちらを採用するか?」と考えがち。これだと選択の幅がせまくなっちゃうだけなんで、かわりに「この案と同時にあの案も使えないか?」と質問を変えてみる。効率をアップして、同時に新しさも出すには?みたいな。



2 オプション消去法を使う

たいていの場合、問題を解くための選択肢は2〜3個しかないように感じるもの。これだと、決まりきった解決策しか出せないので、「オプション消去法」を使ってみると吉。具体的には、


  1. 考えうる解決策をすべてリストアップする
  2. そのリストの解決策がすべて使えなかったら?と想像する
  3. リストにない解決策を考えてみる

 

というもの。 

 

 

3 10/10/10テストを使う

多くの人が間違った決断をするのは、その場の感情で判断力が狂っちゃうから。 この問題をクリアするには、以下のように自分に問いかけてみると吉。

 

  • いまから10分後の自分はどう判断するだろうか?
  • いまから10カ月後の自分はどう判断するだろうか?
  • いまから10年後の自分はどう判断するだろうか?

 

 

4 反省会は事前に行う

こちらも、その場の感情で判断力が狂っちゃうのをふせぐためのテクニック。ことが起きてから反省会を行うのではなく、プロジェクトを進める前に、いったん「いまから6〜12カ月後に最悪な結果が出てしまった状態」を想像したうえで、そんな事態をふせぐためにはどうすればいいかを考えてみる。

 

 

5 デメリットを活かす

2つの選択肢があって、どちらにもデメリットがあるような場合、ついメリットの大きさと比較するだけで結論を出しちゃいがち。これをふせぐためには、「2つの選択肢のデメリットを活かすにはどうすればいい?」と考えてみる。すると、脳が問題を分析するモードに切り替わり、新たな選択の道を開くことができる。

 

 

まとめ

以上、ハース兄弟による「よりよい意思決定をしたいときに使えるテクニック」でした。基本的には、視野のせまさ・確証バイアス・一時の感情といった問題を、いかに回避するかがポイントになっております。個人的には、10/10/10テストが使いやすそうな感じ。

 

 

credit: Chris JL via FindCC


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1976年生まれ。サイエンスジャーナリストをたしなんでおります。主な著作は「最高の体調」「科学的な適職」「不老長寿メソッド」「無(最高の状態)」など。「パレオチャンネル」(https://ch.nicovideo.jp/paleo)「パレオな商品開発室」(http://cores-ec.site/paleo/)もやってます。さらに詳しいプロフィールは、以下のリンクからどうぞ。

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