1日のうちに座る時間が長くなるほどエクササイズの効果はムダになる
https://yuchrszk.blogspot.com/2015/03/1.html
当ブログでは、これまで座りっぱなしは良くないよ!って話を何度か書いてきました。1日の間に座っている時間が長い人ほど死亡率が高いことが知られてまして、エクササイズのメリットも打ち消してしまうと言われております。
そこで、「具体的にどれぐらい座ったら、エクササイズがムダになるの?」ってあたりを調べたのが、米フレーダート病院が行った調査(1)。2,223人の参加者の座り時間と心肺機能を計測したうえで、関連性ををくらべたんですね。
その結果をざっくり言いますと、
- ランニングを1時間した場合:その後、座る時間が60分続くごとにエクササイズの効果が8%減る
- ランニングよりも軽い運動を1時間した場合:その後、座る時間が60分続くごとにエクササイズの効果が16%減る
といった感じ。単純計算で、1日に10時間も座っていると、ランニングの効果が80%も減っちゃうという。さらには、たとえば毎日1時間ずつの軽い運動をしたとしても、1日10時間のデスクワークをしている人だと、マイナス効果が160%になるので、健康へのダメージのほうが上まわってしまうわけですね。
って、もちろんここまでシンプルな話ではないんますが、とにかく座る時間が多ければ多いほどエクササイズの効果が減っていくのは間違いなさそう。とはいえ、メイヨークリニックの調査では、定期的に運動をすれば、少なくとも血圧やコレステロール値の悪化はおだやかになるようなので、やっぱり体を動かすにこしたことはないかと思います。
credit: MDMA. via FindCC