1日に3時間より多く座ると死亡率アップ。まずは30分だけ座る時間を減らしてみよう
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/04/130_12.html
どれだけ座りすぎると死亡率は高まるのか?
座りすぎは良くないよ!って話をいろいろ書いてきましたが、新たに出た論文(1)では、
- 具体的にどれだけ座ったらヤバいの?
- どこまで座る時間を減らせばいいの?
ってとこまで具体的な数字を出していて参考になります。
これはサンパウロ大の研究で、54の国から集めた約60万人分の健康データを使って、座り時間と死亡率の人口寄与割合をチェックしたんですね。超ざっくり言うと、「もし全員が立って暮らしたら死亡率はどれぐらい下がるか?」を調べたわけです。
まずは座り時間を10%減らすことを考える
その結果わかったのは、
- 全死亡率の3.8%は座りすぎに関連している!
- 1日に3時間以上座ると「座りすぎ」とみなされる
- 座りすぎに運動不足が重なると全死亡率との関連は14%になる
というもの。1日3時間ってのはなかなか厳しい基準ですねぇ。わたしも会議とかがある日は、さすがに3時間を超えちゃいますから。
では具体的にどうすればいいかと言うと、
- 平均の座り時間を10%減らす、または1日の座り時間を30分減らすだけでも総死亡率は0.6%下がる!
- 平均の座り時間を50%減らす、または1日の座り時間を2時間減らすと、さらに総死亡率の下がり方は3倍になる!
だそうな。スタンディングデスクを使うのは難しい方も多いでしょうから、まずは全体の10%削減を目標にしてみちゃいかがでしょう。それも難しい場合は積極的に「貧乏揺すり」を試すのもあり。