1日300kcalのハード断食を1週間で、人生の質がガッツリとアップする!
https://yuchrszk.blogspot.com/2016/07/1300kcal1.html
当ブログではよくプチ断食を取り上げてまして、とにかく定期的に摂取カロリーを減らすことをおすすめしております。総摂取カロリーが減るのでダイエットに効くのはもちろん、全身の細胞に活を入れる効果がありまして、個人的には仕事の集中力アップのためにやってる感じ。
で、あらたに出た論文(1)では、「プチ断食で炎症が激しく減る!」って結果が出てて参考になりました。なんせ炎症対策はアンチエイジングの一番ピンですから、なんとも気になるところですねー。
これは南カリフォルニア大学の実験で、20名の多発性硬化症の患者さんを対象にしたもの。多発性硬化症は中枢神経に炎症が起きる症状で、いまのところハッキリした対策が見つかってない難病であります。
実験では、参加者に以下の食事法を試してもらったんですな。
- 初日は800kcalの食事
- 2〜8日目までは1日 200〜350 kcalで過ごす
- その後は普通のカロリーにもどし、半年間を「地中海式ダイエット」で暮らしてもらう
という感じ。丸1週間を300kcalで過ごすという、かなりハードな食事法になっております。プチ断食と呼ぶにはややキツすぎるかも(笑)
で、結果はこんな感じになりました。
いやー、なかなかの変化ですね。全体的に脳の炎症が下がったおかげで、人生の質がガッツリとあがってるのがすばらしい。
ちなみに、この効果は、断食から地中海式ダイエットに切り替えたあとも3カ月は続いたとのこと。数ヶ月に1週間ぐらいは自分にハードなカロリー制限を課してみるのもアリなんでしょうな。
もちろん、これは多発性硬化症の患者さんが対象なんで、一般的なアンチエイジングに使えるのかは不明。ただし、過去のデータを見ますと、もっとゆるい「モノマネ断食」でも十分に炎症レベルは下がったみたいなんで、どこまでハードに攻めるかは個人の体質によるでしょうなぁ。ちょっと試してみるか…。