もっとも「老けた見た目」になっちゃうストレスが特定された件
老化の原因はいろいろありますが、こと「見た目」へのダメージが大きいのが、紫外線とストレスであります。
紫外線による光老化の問題については、アメリカ皮膚学会の見解や美肌に効く植物成分をチェックしていただくとして、ここではストレスの話。当然ながらメンタルと見た目は密接につながってまして、若作りをしたり、オレは若い!と思うだけで、実際にカラダの老化がおそくなっていくんですな。
といったところで新たに出た論文(1)では、「もっとも見た目が老けるストレスはこれだ!」って調査を行っていておもしろかったです。ひとくちにストレスといっても、「仕事のストレス」や「対人ストレス」などいろいろありますが、果たしてどれがもっとも見た目によくないのかを調べたわけですね。
これはブランダイス大学の研究で、200名の男女を対象にしたもの。1995年と2005年に全員の顔写真を撮影して10年間の老け具合をチェックしたうえで、さらにストレスのタイプとレベルを調べたらしい。
そこでわかったのは、
- 金がなくて悩んでいる人ほど見た目が老けやすい!
- ほかのどのストレスよりも、お金のストレスがもっともダメージがデカい!
- お金に困ると、実年齢よりも老けてみられがち!
みたいな感じ。どんなストレスも良くないものの、金銭面のストレスがズバ抜けて悪影響がデカかったらしい。
こういった現象が起きる理由としては、
- 大半の人にとっては、お金に関するストレスがもっとも心理的な負担が大きいから
- お金に困ってる人は自分の身なりに構わなくなりがちだから
の2種類が推定されております。
研究者いわく、
経済的なストレスが大きい人は、自分のルックスを注意を払わなくなりがちだ。さらに、ストレスそのものが老化を加速させる。
実年齢よりも老けて見られると行動やライフスタイルが変わり、健康にまで悪影響が出てしまう。
とのこと。見た目が若いお金持ちが多いのは、たんに身なりに金をかけられるだけでなく、ストレスによる老化の影響を受けにくいのがデカいわけですな。
ローン返済に悩むわたしには辛いデータではありますが、やっぱ経済的な自由ってアンチエイジングにも重要なのね…。