「頭が悪くなりたくないなら最低この7つの基準はクリアしてね!」というアメリカ心臓協会の警告
アメリカ心臓協会が、「頭が悪くなりたくないならこれだけはクリアしよう!」ってポイントを7つリストアップしていて(1)、おもしろかったです。
これは過去のデータから信頼度が高いものをピックアップしたレビュー論文で、「脳の機能を落とさないためにはどうすればいいの?」ってのを調べたもの。そのうえで、脳機能を落とさないためのライフスタイルを「人生のシンプルセブン」と称して7つにまとめてくれております。
で、アメリカ心臓協会の調査なんで、おもに血管と脳の働きに注目したアプローチがメイン。当然ながら、人間の脳は細かい血管の集まりなんで、血のめぐりが悪けりゃ頭の働きも低下してくわけっすな。
研究チームいわく、
過去のリサーチをまとめると、動脈硬化にはほぼどれも同じ原因がかかわっていることがわかる。これは、年を取ってから脳の機能を低下させ、アルツハイマーを引き起こす最大のリスクだ。
しかし、ここで提唱する「人生のシンプルセブン」というステップを守れば、たんに心臓病や脳卒中を予防できるだけではない。脳機能の低下も防ぐことができるのだ。
とのこと。とりあえず、サプリとかスマドラを飲む前に、ここだけは押さえとかないと意味がないよ!って最低ラインを示してくれたわけですな。
では、その「人生のシンプルセブン」がどんなものかというと、
- タバコを吸わない
- エクササイズ
- BMIが25以下
- 健康的な食事
- 血圧が最大120最低80
- 総コレステロールが200mg/dL以下
- 空腹時血糖100mg/dL
だそうです。一部には異論もある方もおりましょうが(総コレステロールとか)、まずは非常に当たり前なラインナップになっております。健康的に暮らすポイントを押さえてれば、自然と頭もよくなってくわけっすね。
ちなみに、ここでいう「健康的な食事」ってのは、難しいことを考えずに「野菜と果物が多い食事」ぐらいに考えておけばOKです。論文では「地中海式」と「DASH」がおすすめされてましたが、好きなものをお選びください。
いっぽうで、脳をシャープに保つための運動量についてはいまいちコンセンサスが取れてないそうで、
軽い身体活動でも脳の健康を維持するのに十分なのかはわかっていない。最適な身体活動が年齢によって異なるかも不明だ。
とのこと。ここらへんは当ブログでもいろいろと取り上げてまして、以下が参考になるのではないかと。
ここらへんはわりと質が高いデータになってますんで、自分が取り組めるぐらいの運動を試していただければ良いのではないかと。