あなたの人生を不幸に落とし込む「マキシマイザー度」をたった6問で判定してみようぜ!
このブログでは、つねひごろから「マキシマイザーよりサティスファイサーのほうが幸せだよ!」 みたいな話を書きました。マキシマイザーってのは、いつもベストを探してしまう人のことで、
- この相手が最高のパートナーなんだろうか?
- この商品が最高のチョイスなんだろうか?
- この健康法がもっとも体調を改善してくれるんだろうか?
といったメンタリティを持った人のことを意味しております。
当ブログで過去に取り上げた話だと、以下のようなものがあります。
一部に例外はあるにせよ、基本的には「マキシマイザーは不幸になりがち」って点は一致してまして、そこらへんは間違いないところでしょうね。
念のため、マキシマイザーが不幸になりがちな理由を引用しておくと、こんな感じです。
マキシマイザーがストレスを感じるのは、リストアップしたオプションを何度もくり返して調べてしまうときだ。
この戦略が問題なのは、自分がいったん評価した情報を手放せなくなることだ。たいていの場合は「万が一に備えて…」と考えてしまい、情報を手元に残してしまう。
すると、マキシマイザーは、手放すべき選択肢についていつまでも考え込むことになり、最終的に選んだものに満足できなくなる。
ざっくりいえば、つねに最高を求める人よりも、ほどほどで満足できる人のほうが幸福に暮らせるってことでして、まぁわかりやすいですよね。
こうなると、「自分はどっちなの?」ってのが気になりますけど、有名なのは「なぜ選ぶたびに後悔するのか」でバリー・シュワルツ博士が紹介している13問の診断テストでしょう。昔からマキシマイザーを判断する方法としてよく使われております。
が、近年では「たった6問でも十分に判断できるんじゃない? というか、6問のほうが精度が高いんじゃない?」って風潮になってたりするんですよ。実際、過去の研究(R)でも「6問テストはマキシマイザーを判定するのに役立つよねー」って結果が出てたりするんですな。6つの質問に答えるだけでいいんで、手軽でよろしいのではないかと。
ってことで、今回は、この検証データをベースに、自分のマキシマイザーレベルを判断してみましょう。以下の6問について、7点満点でお答えください。まったく自分に当てはまらないと思うなら1点で、完全に当てはまると思うなら7点です。
- ネットで動画を観ているときや、テレビで番組を見ているとき、その動画や番組がわりと満足のいく内容だったとしても、もっと良いコンテンツがないか、他のサイトやチャンネルをよくチェックする。
- いまの仕事にどんなに満足していても、より良い機会を求めて行動するのは当然である。
- 友人へのプレゼントを買うときに、何を選ぶべきかとても悩む。
- どの映画を見るかを決めるのが本当に難しく、いつも選ぶのに苦労している。
- 何をするにも、私は自分に対して最も高い基準を持っている。
- 私は二番手で満足することはない。
採点が終わったら、すべての点数を合計して平均を出してください。「この点数より多かったらダメ!」みたいな明確な基準はないんですけど、すごーくざっくり言えば「平均が3.5より上だったらマキシマイザー度は高めかなー」と言えるでしょう。5点より上だったらかなり改善の余地があるだろうとお考えくださいませ。
もし自分がマキシマイザーになった場合は、当ブログで過去に紹介してきた「完璧主義対策」系のエントリが役立つかと思います。具体的には、
あたりが参考になるんじゃないでしょうか。つねに最善を求めてメンタルが消耗しちゃってるような方は、ぜひお試しくださいー。